歯磨きは離乳食を食べ始めたころから始めてくださいと言われていますが、お子さんは歯磨きをやらせてくれますか?
我が家の子ども達は…2人とも歯磨きが大っきらいでした。特に1歳の頃はそれはもう、泣いて泣いて泣きまくって毎日戦争でした。
私が子育ての中で一番憂鬱なのが子どもの歯磨きです。
ネットで1歳児のハミガキのやり方を検索しても、楽しくやろうとか歯ブラシを変えてみようとか…それね、うん。
色々試したけど嫌がる時は嫌がる!!!
そんな子ども達も、2歳になるころにはなんとか歯磨きをさせてくれる子どもになりました。(正確には下の子はもうすぐ2歳になるのですが…)
歯磨きをさせてくれるようになるまで、私がどんな対策をしたか、どんなことに気を付けたのか、結局いつごろからすんなり歯磨きができるようになったのか、その体験を書いてみたいと思います。
歯磨き嫌いな1歳児に試した9つの方法
歯磨きが大嫌い!それでも虫歯予防のためには歯磨きは欠かせません。毎日方法を変え四苦八苦しながらなんとか仕上げの歯磨きをしていました。
効果があった方法もありますが、中には嫌がった方法も。どちらも紹介するので、参考にしてみてください。
①離乳食時期は歯磨きの練習用ブラシ&ガーゼ
赤ちゃんのうちから歯磨きに慣れるようにとのことで、練習用ブラシからスタート。でもうちの子たち、練習用歯ブラシの感覚が大っ嫌い!
ガーゼで歯を拭いて歯茎も刺激してあげると良いと聞きやってみるも、口の中に指が入るのをものすごく嫌がっています。今思えば、離乳食時期からもう歯ブラシ嫌い要素が見えていたんですよね。(ここで上手に慣らせれば、歯磨き嫌がる子にならなかったのかしら??)
②歯磨きの絵本を読んだ
どうにかして歯磨きをさせたいと思い、絵本を活用してみることに。絵本の内容は楽しんで見てくれるものの、絵本のお友達が歯磨きしているからって、自分で一緒にやろう!とまでは1歳児の心は動かなかった模様。いろいろ読んでみたけど難しい。
※3歳過ぎごろに歯磨きの絵本を読んだ時には興味津々。ちょうど「なんでなんで」の時期だったからです。「なんで虫歯になるの?」「なんで虫バイキンは甘いものが好きなの?」1つ1つ疑問が解決していくことで、歯磨きにすごく意欲的になってくれました。ある程度の年齢になったら絵本は有効だと思います。(もちろん、1歳でも楽しんでくれるお子さんもいるかと)
③おかあさんといっしょのコーナー
「は・み・が・き じょうずかな?」の歌に合わせて3歳のお子さんが歯磨きする、おかあさんといっしょのコーナー。
録画しておき歯磨きの時に流して、最初は自分でハブラシを持たせる。「仕上げはお母さ~ん」になったら、自分から膝にゴロン…この方法は結構有効で、楽しんでやってくれました。
数日で子どもが飽きちゃったんですけどね。でも、数日だけでもすんなり仕上げ磨きができたので、助かった方法です。
④Youtube動画
Youtubeはいろんな教育動画があって助かりますよね。お口の中に虫バイキンがいる動画を見せてから歯磨き。お口の中が汚いと思えば自主的に歯磨きしたくなる?と思ったのですが、1歳児にはちょっと難しかった模様。
動画のバイキンが暴れてる~面白い~くらいの認識しか持てなかったかもと思います。失敗。
⑤「口の中がヤバイよ!」バイキンがいる体で歯磨き
Youtube動画を見せるだけでは失敗していたのですが、歯磨きをする時に大げさなくらいに「ヤバイ!口の中にバイキンいる!!ほらここ!動いてる!うわ~汚い!!うわっここにもいる~~~!!!」と、あたかも本当にバイキンがうじゃうじゃいて見えているようなリアクションをしてみたところ、これが1歳児にもかなり効果がありました。
ママ(私)があまりに自分(子ども)の口の中に驚いているので、子どももびっくりしちゃうのかも?そんなに汚いなら早くやっつけて!と思うのか素直に口を開けて磨かせてくれました。
最後は「あーよかった。本当にヤバかったよ。もう少しで虫バイキンに攻撃されるところだった。」と、歯磨きで虫バイキンをやっつけた体でお話。鏡を見せて「もういないよ。ピカピカになって安心だね」と声掛け。
自分の演技力にもかかってくる方法です。
⑥磨き合いっこ
自分の歯ブラシを子どもに持たせて、口の中を子どもに磨いてもらいます。その時、子どもにも口を開けさせ、磨き合いっこをする方法です。子どもはママの口を磨くのに一生懸命になり、自分の歯を磨かれることまで意識が向かなくなるみたい。
ただし、子どもは容赦なくママの口の中にブラシを突っ込んでくるので(笑)たまに苦しくなります。その点は注意が必要な方法です。
⑦鏡を持たせる
仕上げ磨きのようにすんなり膝の上に頭を乗せてくれるような日は(我が家の場合、ほぼないに等しかったけど)、手鏡を持たせながら磨いていました。
自分で口の中を見て歯ブラシをゴシゴシしている様子を見るのは面白いみたいで、素直にやらせてくれました。
でも、最初に書いたように子どもがおとなしくゴロンしてくれることが前提。我が家はたまに取り入れるレアな方法でした。
⑧乳歯ケアのタブレットを使う
乳歯をケアしてくれるタブレットは歯磨きの後でも食べられるもの。上手に歯磨きができたら、ご褒美として使っていました。
上の子には有効でしたが…下の子は歯磨きしたくないから早く食べさせて!と逆効果になったことも。
⑨鬼から電話
鬼から電話というアプリがあります。こわ~い鬼から電話がきて叱ってもらうのですが、脅しても歯ブラシはさせてくれません。
アプリの中にはカワイイ妖精から電話がもらえることもあり、ウチの子はこちらの方が効果的。音楽に合わせて「口を開いて~」と言われると素直に開くし、妖精さんに褒めてもらえて子どもも楽しく磨けているようです。
スマートホンって便利。
それでも歯ブラシを嫌がる1歳児…
私なりに色んな方法をかわるがわる試して、なんとか毎日の歯ブラシをこなしていますが…正直、これだけの方法を試しても嫌な時は嫌!!!
完全拒否で泣いて暴れて逃げ回って…
そんな時、やっぱり歯磨きは諦めます??たった1回くらいなら別に命に別状はないし…って思うかもしれません。
ウチの長女、このたった1回の積み重ねで、1歳にして虫歯になりました。夜だけは必ずやっていたのですが、朝をサボったり昼寝前にしないで寝ちゃったり。
やっぱり歯磨きはマメにしてあげたら良かった。あとで後悔するよりは…
なので結局は、泣こうが逃げようが嫌がる時はがっちり捕まえて歯ブラシをしています。
太ももで頭を挟み、私の両足を肩に乗せて押さえる感じです。もちろん子どもも嫌がります。泣きます。やってる親だって辛い…本当にここまでして歯ブラシする必要ある?悩みました。
健診の時保健師さんに「歯磨きできてる?」と聞かれ、足でがっちり固定して何とかやっていることを伝えました。どうしたら歯磨きさせてくれるの?色んな方法試しても嫌がる子どものことを相談したかったのですが、保健師さんからは意外な言葉が。
「虫歯になっちゃった方が子どももかわいそうだよね。大変かもしれないけど、しっかり歯磨きしてあげてね。」
…えー!?いいの?泣いてる子どもに無理やり歯磨きしてるのに!?
と逆にびっくりしちゃいました。なるべくなら上手な方法が見つかればいいけど、子どもなんだからやりたくないことだってある。かわいそうだけど、虫歯を予防してあげられるのは親しかいないんですよね。
いつになったら歯磨きを嫌がらなくなる?
お子さんによって個人差はあると思いますが、我が家は2人とも2歳になる少し前に歯磨きを嫌がらずに口を開くようになりました。やっとです。
どうして歯磨きできるようになったのか。
それは…親の頑張りよりも単純に子ども自身の成長だと思います。これまで絵本やテレビを通して伝えてきた歯磨きの大切さが、2歳を目前に小さいながらにやっと分かってきてくれたのかな?と。
だから、最初から歯磨きやらせてくれない!と諦めたり無理やり歯磨きをして終了ではなく、色んな方法で歯磨きの大切さを教えていくのも必要なのではないかと思うんです。
子どもが歯磨きを嫌がる時、泣いているのを押さえつけて無理やりやっていたこともありましたが、「ピカピカになったよ」とか「バイキンやっつけたよ~」とか、後のフォローも気を付けるようにしていました。
その積み重ねが伝わったから、子ども自身も歯磨きの習慣が身についてきたんじゃないかと思っています。
まとめ
我が家は2人とも1歳児のころ、歯磨きが本当に大嫌いでした。私も歯磨きさせるのが嫌で、本当に毎日辛かった。
でも、子どもの成長と共にだんだんと歯磨きを嫌がらないでやらせてくれるようになってきました。
今、当時の私と同じように子どもの歯磨きに悩むママさんはたくさんいるかと思います。あの手この手…工夫していることでしょう。お子さんによって差はありますが、その努力はいつか子どもの成長と共に伝わる日が来ると思います。
☑歯磨きの大切さをしっかり子どもに伝える。
☑歯磨きはしっかりやる。(嫌がる子どもに無理に歯磨きをさせるのも可哀そうだけど、虫歯にさせる方がもっと可哀そう)
☑頑張ったらしっかりフォローを
私が気を付けてきたことです。
いろんな方法を試してみて、歯磨きの時間を乗り切ってくださいね。