ケース入りのひな人形にカビが生えていました
3月3日はひな祭り。我が家も2人娘のために、毎年ひな人形を飾りました。
ウチはもともと狭いアパート住まいだったため、実家に買ってもらったのはケースに入った小さなひな人形です。優しい顔と、着物の刺繍・色合いが気に入って選びました。
ケース入りのひな人形って、出し入れが簡単だしホコリも被らないのでいいですよね。子ども達も直接手で触れないので、人形が傷つくこともありません。
子ども達が大きくなるまで毎年飾ってお祝いしてあげよう、大切にしようって思っていたのですが…なんと!
昨年のひな祭りの時、ケース内にちょんちょんと白い点が…これってまさか…カビが生えていたんです!!ショック!!!
どうしてひな人形にカビが生えたのか?
昨年まで住んでいた賃貸アパートは、もともとカビが生えやすくて大変なところでした。冬場は除湿機が欠かせません。
ひな人形のケース内にも湿気が貯まっていて、密封されているために除湿機でとりきれなかったんだと思います。加えて、暖房を付けていない寝室に飾っていたので、ケースが冷えて余計に湿気が発生しやすい環境に置いてしまいました。
幸いカビが発生していたのはケース内の絨毯の部分とケース本体の木の部分。お雛様の着物の部分まで広がる前に気が付けたのは本当に良かった!
この時は本当に肝を冷やしました。
カビが生えたお雛様の対処
すぐに濡れた雑巾で表面を優しく拭いて、アルコール除菌シートで消毒、天気のいい日にケースから出し、よく乾燥させました。
これでカビの方はなんとか落ち着きました。でも、せっかかく買ってもらったお雛様がたった2年でカビだなんて、見た目には分からないけどかなりショック。1年しまいっぱなしにしていた自分が悪いのですが、もっとしっかり管理して置けば良かったと後悔しました。
…って、起きてしまったものはもうどうしようもない!
今後、いかにカビを生やさずキレイな状態で保存してあげるか考えました。
今までお雛様はそのまま片づけていました…
ケースに入ってる=虫が入らないしキレイな状態
と、今思うと本当に浅はかだったんですが、私はそう思っていました。
…はい、防虫剤使ってなかったんです。今までお雛様は実家でも毎年出し入れしてたし、必要なものだって分かってたはずなのに。なんとなくケース=大丈夫って思い込んでた!
昔の自分を叱り飛ばしたい気分です。
ちなみにですが、7段飾りがある私の実家では、防虫剤に防カビ機能がついているタイプを今まで使って押し入れに保管してきましたが、今まで30年以上カビは生えたことがありませんでした。(もちろん住まいの環境にもよるところがあるかと思いますが。)
それでも防虫剤は使ってたんだから、自分も使うべきでしたよね…。
お雛様の管理の方法を見直しました
昨年からは調湿剤と、念のため防虫剤も入れてお雛様を片づけました。
お雛様用の調湿剤も防虫剤も数が8個は入っているので、半分以上余ってしまってちょっともったいない。(段飾りでも十分足りる数がどの商品でも入っています。小型お雛様が浸透しているんだから、4個くらいの商品も販売してくれたらいいのになぁ。)
もったいないなと思いつつ、使わずに保管してまたカビが生えるのは絶対嫌だったので、数が多い調湿剤と防虫剤をそれぞれ購入しました。
ちなみに、防虫カバーという商品もあります。我が家のお雛様は台座とお人形が固定されていてカバーをかけきれないため、そちらは使いませんでした。
念のため、9月に一度お雛様を出して、カビが生えていないかもチェックしています。
調湿剤は必要なのか
ほとんどの防虫剤には“防カビ効果”もあるため、防虫剤があれば調湿剤はいらないとも考えられます。
調湿剤は湿気を吸い取ったり、乾燥しすぎている時は逆に吐いたりして、適切な湿度を保ってくれるもの。防カビ効果というよりは、ひな人形を保管しておく空間の湿度を調節してカビを防いでくれるものです。
ひな人形は湿気が多いとカビが生えてしまいますが、逆に乾燥しすぎるとお顔にヒビが入ってしまうことがあるんだそう。
…となると、湿気に悩んでいた我が家のひな人形ですが、調湿剤があるとなお安心できると思い、私は入れました。
これでひな人形のカビ対策はバッチリ!
今年はカビも生えず、キレイな状態のお雛様と対面できました。あぁ~よかった!
ちらし寿司とはまぐりのお吸い物、ケーキとカルピスで我が家のひな祭りは無事楽しく行うことができました。
ひな人形って早く片付けないと、お嫁に行けなくなるなんて迷信もありますよね。今年もちゃんと調湿剤・防虫剤を買ってきて、念入りにカビ対策をして、ひな人形を片づけたいと思います。
今度こそ、ひな人形は大切にするからね…ごめんね。